【2020年】ラニーニャ現象で大雪とは?わかりやすく簡単に解説!

大雪

2020年11月10に気象庁が、2020年冬のラニーニャ現象について発表しました。

2020年の冬は寒くなるようですね。

ラニーニャ現象って何?と素朴な疑問が湧いたのでわかりやすく・簡単に解説していきたいと思います!

ラニーニャ現象とは?

ではさっそくラニーニャ現象について解説していきます!

雪

ラニーニャ現象とは?

ラニーニャ現象とは『日付変更線(経度180度)の東から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より低い状態が続く現象』のことです。

ラニーニャ現象

気象庁によるとラニーニャ現象はこんな気象をもたらすとのこと。

  • 夏:太平洋高気圧の張り出しを強めて猛暑となりやすい
  • 冬:西高東低の気圧配置を強めて気温が低くなる傾向がある

気象庁ではラニーニャ現象について、このように説明されています。

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。エルニーニョ現象やラニーニャ現象は、日本を含め世界中の異常な天候の要因となり得ると考えられています。
引用元:気象庁

ん?エルニーニョ現象というのも出てきているけど一体何のこと?と思った方に向けて、エルニーニョ現象についても解説していきます!

ラニーニャ現象とエルニーニョ現象の違いとは?

ラニーニャ現象と間違えやすいものに、エルニーニョ現象があります。

エルニーニョ現象とは『日付変更線(経度180度)の東から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より高い状態が続く現象』のことです。

エルニーニョ現象

気象庁によるとエルニーニョ現象はこんな気象をもたらすとのこと。

  • 夏:気温は西日本で低い傾向・北日本では並か低い傾向。降水量は、西日本日本海側で多い傾向。
  • 冬:気温は東日本で高い傾向。降水量は、なし。

ラニーニャ現象とエルニーニョ現象の違いは海面水温が平年より低いか高いかだけですね!

気象庁では『ハワイ諸島のはるか南の赤道域からガラパゴス諸島に至る範囲』を監視海域としているそうです。

『ハワイ諸島のはるか南の赤道域からガラパゴス諸島に至る範囲』の海面水温が平年と比べて、

  • ラニーニャ現象=【-0.5℃以上】となった場合
  • エルニーニョ現象=【+0.5℃以下】となった場合

と定義しているそうです。

ラニーニャ現象で2020年冬は大雪か?

2020年11月10日の気象庁からの発表では、10月時点で海面水温が-1.2℃になっており、ラニーニャ現象が発生しているとのことです。

10月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は-1.2℃で、平年より低くなっています。対流活動は引き続きに平年に比べて不活発で、貿易風は引き続き平年より強い状況です。このような海洋や大気の状態はラニーニャ現象の特徴を示しており、継続していると見られます。
引用元:ウェザーニュース

北海道ではすでに記録的な積雪を観測しているそうです。

2020年冬(12~2月)の降雪量の予想です。

2020年冬の降雪量
引用元:ウェザーニュース

本州の日本海側は雪が降るようです。

特に西日本は平年より多いので、要注意のですね!

また、ラニーニャ現象は2021年1月までは90%の確率で継続する見込みとのこと。

エルニーニョ、ラニーニャ現象
引用元:ウェザーニュース

春になる3月までは寒さが続くと思いますので、温かいコートやスタッドレスタイヤの準備は早めにしておきたいですね!